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補助金が不採択になったら?【2026年度版】再申請で採択を目指すポイントと主な制度の次の締切

2026-09-28 更新 / 補助金かんたん診断 編集部

時間をかけて事業計画書を作ったのに、届いたのは「不採択」の通知——補助金に申請した事業者の多くが経験することです。競争型の補助金は予算の範囲で審査の点数が高い順に採択されるため、要件を満たしていても落ちることは珍しくありません。しかも通知には「総合的な審査の結果」といった程度のことしか書かれておらず、何が悪かったのかがわからないまま終わってしまいがちです。

ただ、一度不採択になったからといって、その制度が使えなくなるわけではありません。計画を見直して次の公募回に再申請し、採択される事業者も大勢います。この記事では、不採択になりやすい計画の傾向と見直しのポイント、そして主な補助金の次の申請タイミングを紹介します。

① まず見直したいのは「根拠」「実現可能性」「差別化」の3点

不採択になりやすい事業計画には共通点があります。一つ目は根拠の不足です。「売上が増える見込み」と書くだけで、市場の規模や顧客のニーズ、売上予測の計算根拠が示されていない計画は評価されにくくなります。二つ目は実現可能性の弱さです。現在の人員や技術、資金繰りに対して計画が大きすぎると、「本当に実行できるのか」という疑問を持たれます。

三つ目は差別化の不明確さです。設備を導入すること自体が目的になっていて、それによって競合と何が違うのか、お客様にとって何が良くなるのかが書かれていない計画は珍しくありません。再申請では、前回の計画書をこの3点で読み直し、数字と具体例で裏付けを補強することから始めましょう。自分では気づきにくい部分なので、商工会議所や専門家など第三者に読んでもらうのも効果的です。

② 持続化補助金は次の公募回へ——第20回は11月5日から受付

小規模事業者持続化補助金は、前回不採択でも次の公募回に申請できます。第20回の申請受付は2026年11月5日〜12月15日17:00で、地域の商工会議所・商工会が発行する事業支援計画書(様式4)の発行受付締切は12月4日です。様式4の発行には商工会議所・商工会との面談や計画書の確認が必要になるため、ぎりぎりに動くと間に合わないことがあります。

再申請にあたっては、様式4を受け取る際の面談を計画書の改善の機会として活用しましょう。経営指導員は地域の小規模事業者の申請を数多く見ているため、「自社の強みが伝わっているか」「販路開拓の取り組みと効果がつながっているか」といった観点で助言をもらえることがあります。前回の計画書をそのまま出し直すのではなく、指摘を反映して書き直すことが大切です。

この補助金の詳細

小規模事業者持続化補助金

最大 250万円 / 補助率 2/3(賃金引上げ特例の赤字事業者は3/4)

③ 締切が頻繁な「デジタル化・AI導入補助金」は次の締切を狙う

デジタル化・AI導入補助金の通常枠は1〜2ヶ月ごとに締切が設けられているため、不採択になっても比較的早く再挑戦できるのが特長です。第5次締切は2026年9月29日17:00、第6次締切は10月30日17:00で、それ以降の締切は確定次第公表される予定です。

この補助金は、事務局に登録済みのITツールをIT導入支援事業者(ベンダー)と一緒に申請する方式です。再申請の前に、ベンダーと一緒に「導入するツールで、どの業務がどれだけ効率化されるのか」という説明を具体的にできているかを見直しましょう。なお、交付決定前に契約・支払いをすると対象外になるため、不採択のあと焦ってツールを契約してしまわないよう注意が必要です。

この補助金の詳細

デジタル化・AI導入補助金2026(旧 IT導入補助金)

最大 450万円 / 補助率 最大3/4(小規模事業者は一部4/5)

④ 大型の補助金は「前回の申請状況」と「次回の日程」を確認

中小企業省力化投資補助金(一般型)は年に複数回の公募が行われており、第8回の申請受付は2026年9月18日10:00〜10月16日です。第9回の日程は確定次第公表される予定です。注意したいのは申請できる条件で、第8回は第1〜5回の採択者や、第6〜7回に申請して結果待ちの事業者は申請できないとされています。前回の結果が出る前に次の回へ申請することはできないため、自社がどの回に申請できるのかを公募要領で必ず確認しましょう。

新事業進出・ものづくり商業サービス補助金も、旧ものづくり補助金・新事業進出補助金で不採択になった計画を練り直して挑戦する選択肢になります。第1回公募の申請受付は第1期が2026年8月31日〜9月30日18:00、第2期が9月30日〜10月30日18:00です。いずれも投資額が大きく計画の審査も厳しい制度なので、不採択が続く場合は認定支援機関などの専門家に計画づくりから相談することを検討してください。

この補助金の詳細

中小企業省力化投資補助金

最大 1億円 / 補助率 1/2以内(小規模事業者等は引上げあり)

まとめ

補助金の不採択は「その投資をあきらめるべき」というサインではなく、「計画の伝え方を磨く余地がある」というサインです。根拠・実現可能性・差別化の3点で計画書を見直し、次の公募回のスケジュールと申請条件を確認したうえで再挑戦しましょう。締切の近い制度や、自社の投資内容により合った別の制度を選び直すのも有効な手です。

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