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自動車整備業が使える補助金4選【2026年度版】整備機器の導入から工場のDXまで

2026-07-27 更新 / 補助金かんたん診断 編集部

自動運転支援装置(ADAS)を積んだクルマが当たり前になり、電子制御装置整備の認証やエーミング作業への対応が、整備工場にとって避けて通れないテーマになりました。そこにEVやハイブリッド車への対応が重なり、必要な機器も整備士に求められる技能も急速に変わっています。

一方で整備士の平均年齢は上がり続け、採用は年々難しくなっています。「設備を新しくしたいが、人も足りない」——この二重の課題に、投資の負担を軽くしながら向き合えるのが補助金です。この記事では、自動車整備業が使いやすい補助金を目的別に4つ紹介します。

① リフト・診断機・塗装ブースなどの設備投資なら「新事業進出・ものづくり補助金」

大型車に対応するリフト、車両診断機、四輪アライメントテスター、塗装ブース、EV対応の絶縁測定器やバッテリー診断機器など、整備の中身そのものを変える設備投資にはこの補助金が王道です。単なる機器の買い替えではなく、「これまで外注に出していた作業を自社で受けられるようになる」「対応できる車種が広がる」といった付加価値の向上を事業計画で示せるかが採択の分かれ目になります。

2026年度からものづくり補助金は新事業進出補助金と統合され、「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」に再編されました。第1回公募の申請受付は2026年8月31日〜9月30日18:00と確定しています。電子申請にはGビズIDプライムアカウントが必要なので、取得に時間がかかることを見込んで早めに準備しておきましょう。

この補助金の詳細

新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(旧 ものづくり補助金)

最大 3,500万円 / 補助率 1/2(条件により2/3、小規模事業者は2/3)

② 洗車・タイヤ交換・工場内搬送の省人化なら「中小企業省力化投資補助金」

整備工場の人手不足は、整備そのものより周辺作業に強く出ます。門型洗車機、タイヤチェンジャーやホイールバランサーの自動化機、部品搬送の省力化設備など、整備士でなくてもできる作業を機械に置き換えれば、限られた人員を本来の整備業務に集中させられます。

「人手不足の状態にあること」が要件なので、求人を出しても整備士が採用できない、繁忙期を残業でしのいでいるという工場はまさに対象です。カタログに掲載された製品から選ぶ「カタログ注文型」(最大1,500万円)と、自社の工場レイアウトに合わせて設計できる「一般型」(最大1億円)があり、投資規模に応じて選べます。一般型の第7回公募は2026年7月31日17:00で受付を終了し、第8回は公募開始が2026年8月中旬、申請受付が9月中旬〜10月中旬の予定と公表されています。

この補助金の詳細

中小企業省力化投資補助金

最大 1億円 / 補助率 1/2以内(小規模事業者等は引上げあり)

③ 整備管理システム・車検予約のデジタル化なら「デジタル化・AI導入補助金」

見積りは手書き、車検の入庫案内はハガキと電話、部品発注はFAX——整備工場にはまだこうした現場が残っています。整備管理システム(DMS)、電子車検証に対応した車検管理ソフト、Web予約システム、顧客管理・DM配信ツール、会計ソフトなどの導入費用を支援するのがこの補助金です。

とくに車検は「次回の入庫時期が最初からわかっている」商売なので、顧客データを整理して案内を自動化するだけでリピート率が変わります。登録済みのITツールをIT導入支援事業者と一緒に申請する方式で、通常枠は1〜2ヶ月ごとに締切があり、次回は2026年8月25日締切です。クラウドサービスの利用料が最大2年分補助されるのも、初期費用を抑えたい工場には利点です。

この補助金の詳細

デジタル化・AI導入補助金2026(旧 IT導入補助金)

最大 450万円 / 補助率 最大3/4(小規模事業者は一部4/5)

④ 車検・鈑金の集客、看板やチラシなら「小規模事業者持続化補助金」

自動車整備業はサービス業に分類されるため、常時使用する従業員が5人以下であれば小規模事業者に該当し、この補助金を使えます。工場前の看板や店舗サインの刷新、車検・鈑金塗装のチラシやポスティング、自社ホームページの制作、待合スペースの改装など、「新しいお客さまを増やすための費用」が幅広く対象です。

ディーラーやカー用品店との競争のなかで、地域のユーザーに「ここで車検を受けよう」と思ってもらう仕掛けに費用の2/3が補助されるのは大きい。申請には地域の商工会議所・商工会が発行する事業支援計画書(様式4)が必要です。第20回の申請受付は2026年11月5日〜12月15日17:00、様式4の発行受付締切は12月4日なので、逆算して秋のうちに商工会議所へ相談しておきましょう。

この補助金の詳細

小規模事業者持続化補助金

最大 250万円 / 補助率 2/3(賃金引上げ特例の赤字事業者は3/4)

まとめ

自動車整備業は「整備機器への投資なら新事業進出・ものづくり補助金」「周辺作業の省人化なら省力化投資補助金」「整備管理と予約のDXならデジタル化・AI導入補助金」「車検の集客なら持続化補助金(5人以下)」という使い分けが基本です。整備士の時給引き上げを予定しているなら、賃上げとセットで設備投資を支援する業務改善助成金も候補に入ります。

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