クリーニング店が使える補助金4選【2026年度版】集客・受付DX・工場の省人化まで
2026-07-13 更新 / 補助金かんたん診断 編集部
コインランドリーの普及、宅配クリーニングの台頭、そして人手不足と光熱費の高騰——クリーニング業を取り巻く環境は年々厳しくなっています。取次店の集客、工場の生産性、受付業務の効率化——どこに手を打つにも投資が必要です。
街のクリーニング店の多くは小規模事業者に該当し、優遇枠を使える制度が複数あります。この記事では、クリーニング業の経営者が実際に使いやすい補助金を目的別に4つ紹介します。
① チラシ・看板・店舗改装での集客なら「小規模事業者持続化補助金」
従業員5人以下(サービス業)のクリーニング店ならまず検討したい定番の補助金です。新規顧客獲得のためのチラシ・ポスティング、店舗の看板リニューアルや内装改装、宅配クリーニング用の申込サイト制作など、「お客さまを増やすための費用」が幅広く対象になります。
コインランドリーや宅配大手との競争が激しい今、地域密着の取次店にとって集客への投資は生命線です。ただしウェブサイト関連費は補助金交付額の1/4が上限で、かつウェブサイト関連費のみでは申請できないため、チラシや店舗改装など他の販路開拓経費と組み合わせて申請しましょう。申請には地域の商工会議所・商工会のサポートを受ける必要があります。
この補助金の詳細
小規模事業者持続化補助金
最大 250万円 / 補助率 2/3(賃金引上げ特例の赤字事業者は3/4)
② 受付・集配管理・顧客管理のデジタル化なら「デジタル化・AI導入補助金」
預かり伝票の手書き管理、電話での集配依頼の受付、常連客の好みの記録——こうしたアナログ業務のデジタル化にはこの補助金が向いています。受付・出来上がり管理システム、POSレジ、顧客管理(会員)アプリ、宅配クリーニングの受注管理ツールなどの導入費用が補助対象です。2026年度からIT導入補助金より名称が変わりました。
登録済みのツールをIT導入支援事業者(ベンダー)と一緒に申請する方式なので、導入したいシステムが決まっていれば、そのベンダーに「補助金を使いたい」と相談するところから始められます。クラウド型サービスの利用料が最大2年分対象になるのも魅力です。
この補助金の詳細
デジタル化・AI導入補助金2026(旧 IT導入補助金)
最大 450万円 / 補助率 最大3/4(小規模事業者は一部4/5)
③ 工場・作業の省人化なら「中小企業省力化投資補助金」
仕上げ工程の自動化機器、自動包装機、タグ付け・仕分けの自動化設備、精算業務の自動化など、人手のかかる作業の省人化投資はこの補助金の対象になり得ます。オーダーメイド設備なら一般型(最大1億円)、汎用機器ならカタログ注文型と、投資規模に応じて使い分けられます。
「求人を出しても仕上げ担当や集配ドライバーが集まらない」というのはクリーニング業でよく聞く悩みです。人手不足への対応が制度趣旨そのものなので、慢性的な採用難にあるクリーニング事業者は要件を満たしやすいはずです。
この補助金の詳細
中小企業省力化投資補助金
最大 1億円 / 補助率 1/2以内(小規模事業者等は引上げあり)
④ パート従業員の正社員化なら「キャリアアップ助成金」
受付や仕上げをパート・アルバイトに頼っているクリーニング店は多く、キャリアアップ助成金との相性が良い業種です。有期契約のスタッフを正社員に転換すると、1人あたり最大80万円が支給されます。設備投資が一切不要なので、「お金をかけずにもらえる」数少ない制度です。
人手の確保が難しい業界だからこそ、正社員登用制度は採用力・定着率の向上に直結します。「キャリアアップ計画書を転換前に労働局へ提出する」という順序と、転換後に賃金を3%以上増額する条件だけ間違えないようにしましょう。
この補助金の詳細
キャリアアップ助成金(正社員化コース)
最大 80万円 / 補助率 定額支給(中小企業1人あたり最大80万円+加算)
まとめ
クリーニング業は「集客なら持続化補助金」「受付・集配管理のデジタル化ならデジタル化・AI導入補助金」「工場・作業の省人化なら省力化投資補助金」「スタッフの正社員化ならキャリアアップ助成金」という使い分けが基本です。いずれも交付決定の前に発注・契約すると対象外になる点に注意してください。
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