補助金と助成金の違いとは?【2026年度版】中小企業が知っておくべき選び方
2026-06-22 更新 / 補助金かんたん診断 編集部
「補助金」と「助成金」、どちらもお金がもらえる制度ですが、性質は大きく異なります。違いを知らずに申請すると、「本当はもっと条件の良い制度があったのに」と損をすることも。
この記事では、補助金と助成金の違いを整理し、自社に合う制度の選び方と代表的な制度を紹介します。いずれも返済不要で、原則として後払い(精算払い)である点は共通です。
① 大きな違いは「所管」と「採択の有無」
ざっくり言うと、補助金は主に経済産業省・中小企業庁などが所管し、予算の上限があるため申請しても審査で落ちることがあります(採択制)。一方、助成金は主に厚生労働省が所管し、要件さえ満たせば原則受給できるものが多い、という違いがあります。
つまり「補助金=競争があるが金額が大きい」「助成金=要件を満たせば確実だが金額は控えめ」という傾向です。財源も補助金は国の事業予算、助成金は主に雇用保険料が中心です。
② 設備投資・販路開拓なら「補助金」
設備投資、新事業、IT導入、販路開拓など「事業の成長」にかける費用は補助金の領域です。ものづくり補助金、デジタル化・AI導入補助金、小規模事業者持続化補助金などが代表例で、金額も数十万〜数千万円と大きめです。
ただし事業計画書の作成と審査があるため、採択されるための準備が重要になります。
この補助金の詳細
新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(旧 ものづくり補助金)
最大 3,500万円 / 補助率 1/2(条件により2/3、小規模事業者は2/3)
③ 雇用・賃上げ・人材なら「助成金」
従業員の正社員化、賃上げ、研修、休業対応など「雇用・人材」にかかわる取り組みは助成金の領域です。キャリアアップ助成金や業務改善助成金が代表例で、要件を満たせば原則受給できます。
「人を雇っている」「これから処遇を改善する」事業者は、まず助成金を取りこぼしていないか確認するのがおすすめです。
この補助金の詳細
キャリアアップ助成金(正社員化コース)
最大 80万円 / 補助率 定額支給(中小企業1人あたり最大80万円+加算)
④ 共通の注意点:どちらも「後払い」
補助金・助成金に共通する最大の注意点は、原則として「後払い(精算払い)」であることです。先に自己資金や融資で費用を立て替え、実績報告のあとに入金されます。資金繰りの計画は必須です。
また、どちらも「交付決定の前に発注・契約・支払いをすると対象外」になるのが原則です。申請を決めたら、発注のタイミングに注意しましょう。
この補助金の詳細
小規模事業者持続化補助金
最大 250万円 / 補助率 2/3(賃金引上げ特例の赤字事業者は3/4)
まとめ
「成長への投資なら補助金」「雇用・人材なら助成金」が基本の使い分けです。実際には両方を組み合わせて使える場面も多いので、自社の状況に合う制度を見極めることが大切です。
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