農業の補助金農業

農業で使える補助金4選【2026年度版】6次産業化・直売・スマート農業の投資に

2026-06-11 更新 / 補助金かんたん診断 編集部

農業の補助金というと農林水産省の制度(強い農業づくり総合支援交付金など)が思い浮かびますが、実は経済産業省・厚生労働省系の補助金も、加工・販売・省力化の場面で農業経営に使えます。

特に「作るだけ」から「加工して売る」への展開(6次産業化)では、経産省系の補助金が主役になります。この記事では、農家・農業法人が使いやすい4つの制度と、農水省系制度との使い分けを紹介します。

① 農産物加工・6次産業化の設備なら「新事業進出・ものづくり補助金」

ジュース・ジャム・冷凍食品などの加工設備、HACCP対応の加工場の機械装置など、農産物に付加価値を付ける投資はものづくり補助金の対象になり得ます。農業法人や個人事業の農家による6次産業化の採択例は実際に多くあります。

「規格外品を加工品にして廃棄ロスを収益化する」「自社ブランドの加工品で直販する」といった計画は、革新性と収益性を示しやすい王道パターンです。

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新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(旧 ものづくり補助金)

最大 3,500万円 / 補助率 1/2(条件により2/3、小規模事業者は2/3)

② 直売所・EC・マルシェ出店の販路開拓なら「小規模事業者持続化補助金」

直売やECなど「商業」の顔を持つ農業者なら、持続化補助金で販路開拓費用(ECサイト制作、パッケージデザイン、マルシェ出展、チラシ)を補助してもらえる可能性があります。

注意点として、この制度は商工業者を対象とするため、農産物の生産のみを行う場合は対象外です。加工品の製造販売や直売など商工業に当たる事業を行っていることが前提になります。地域の商工会に相談するところから始めましょう。

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小規模事業者持続化補助金

最大 250万円 / 補助率 2/3(賃金引上げ特例の赤字事業者は3/4)

③ 選果・搬送・管理作業の自動化なら「中小企業省力化投資補助金」

収穫後の選果・梱包ライン、ハウス内の環境制御システム、搬送の自動化など、人手のかかる作業の省力化投資に使えます。農業の人手不足・高齢化は深刻で、制度趣旨である「人手不足対応」を説明しやすい業種です。

農水省系の「スマート農業」関連の補助事業と対象が重なる場合は、補助率・上限・スケジュールを比べて有利な方を選びましょう(同一経費への重複受給はできません)。

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中小企業省力化投資補助金

最大 1億円 / 補助率 1/2以内(小規模事業者等は引上げあり)

④ 通年雇用スタッフの賃上げ・正社員化なら「業務改善助成金・キャリアアップ助成金」

季節雇用や有期契約で働くスタッフを正社員(通年雇用)に転換すると、キャリアアップ助成金で1人あたり最大80万円。人材の定着が課題の農業法人で活用が広がっています。

また、パートスタッフの時給引き上げを行うなら、業務改善助成金で選果機や運搬機器などの設備費用を最大4/5補助してもらえる可能性もあります。「賃上げするなら設備補助とセットで」が鉄則です。

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キャリアアップ助成金(正社員化コース)

最大 80万円 / 補助率 定額支給(中小企業1人あたり最大80万円+加算)

まとめ

農業では「生産そのものへの投資は農水省系」「加工・販売・省力化・人材は経産省・厚労省系」という使い分けが基本です。6次産業化や直販強化を考えているなら、この記事の4制度が有力候補になります。

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